得するクレジットカードの選び方
クレジットカード会社は、現代人のライフスタイル動向を、カード利用者の消費傾向や意識調査などのデータに基づいて研究しながら、多岐にわたる分野で、それぞれターゲットを絞ったクレジットカードを開発しています。クレジットカードを大別すると、1.トラベルとエンターテイメント関連の特典に秀でた(年会費有料の)T&Eカード、2.キャッシュバックやポイント還元でおトクなカード、3.特定の施設・店舗での優待割引特典を目玉とするカードがあります。
カードによっては、これらの特長のうち二つを同時に満たすものもありますが、全ての分野でおトク度最強のオールマイティカードというものは存在しません。すなわち、ある分野における優待割引やポイント還元は非常におトクであっても、他の分野ではそうではないということが起こってきます。ですから、クレジットカードを有効活用するためには、日常的に主に利用するメインカード(T&Eカード、もしくはポイント高還元カード)と、ガソリン料金値引きやロードサービス、系列店での優待割引などの特典を利用するためのサブカードとの使い分けが重要になります。
メインカードの選び方
メインカード向きのカードタイプは、「T&Eカード」あるいは「ポイント還元率でおトクなカード」です。前者は価値のあるT&Eサービスをリーズナブルな年会費で提供するという意味でのおトク、後者は節約面でのおトクを提供しようとするのものであり、これらは原則的に両立するものではありません。ですので、メインカード選びに際しては、まず自分がどちらのタイプをメインカードとしたいのかをはっきりさせておく必要があります。
1.カードイメージを大切に
メインカードは、日常的に使うカードですから、自己表現のアイテム的な意味合いを帯びています。ですから、せっかく新しくカードを作っても、何か自分にしっくり来ないということになると、結局利用機会も少なくなって、カード所有枚数をいたずらに増やすだけになりかねません。ですから、カードクラスやカードフェイスなどカードイメージが自分にマッチするかどうかは、ポイント還元率やカード年会費の高低という数字的な要素以上に重要であるといえます。たとえば、40代以上の男性の方には、おトク感を前面に出したカードデザインのカードは、一般的な感覚から言ってミスマッチでしょう。そういうミスマッチ感のあるカードは、特典目当ての限定的な用途向けサブカードとして利用することはあっても、メインカードとして日常的に利用する気にはなりにくいだろうと思います。
■ゴールドカード
カードイメージ戦略といえば、ステータス感をアピールするゴールドカードがまず思い浮かびます。ゴールドカードの年会費は通常10,500円程度かかりますが、ポイント還元などの数字上のおトクさだけでは図れないゴ-ルドカードが漂わすステータス感、また年会費に相応した上級サービスも付帯していますので、ある程度の社会的立場がある方なら、ゴールドカードをメインカードとしてお使いになるのが自然かもしれません。最高のステータスを求める方には、各種ダイナースクラブカードおよびアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードが人気です。
ゴールドカードに関する各種情報は、ゴールドカード比較の達人>>
■年会費2,000円ゴールド・ヤングゴールドカード
三井住友VISAヤングゴールドカード20s(年会費3,150円)やシティ エリート(年会費6,300円)に代表されるヤングゴールドカードは、「30歳以上、年収500万円以上」というゴールドカード入会基準に満たない20代のヤングエグゼクティブ向けカードです。ワンランク上の海外・国内旅行保険・ショッピング保険と券面ゴールドのステータス性を合わせ持つハイコストパフォーマンスのゆえに人気も高くなっています。
2008年7月誕生のMUFGカードゴールドが火付け役となった年会費2,000円ゴールドカードは、原則20代限定のヤングゴールドカードのサービスから、空港ラウンジサービスを削除、さらに付帯カード保険の補償額も一般カードクラスに下げた反面、おトク感のあるポイントプログラムとゴールド券面を格安年会費を前面に売り出すことで、20〜30代の潜在的なゴールドカード需要を引き出すことに成功した、今、最もホットなカードカテゴリーです。
2009年6月現在、MUFGカードゴールドとOricoCard Premium Gold iDおよびセディナカードゴールドの3枚が熾烈な新規入会者獲得競争を展開してます。ジェーシービーも2009年夏を目途に、年会費3,000円程度のゴールドカードの発行の準備を進めており、格安年会費ゴールドのブームは、今後ますます熾烈化していくことが予想されます。詳細は年会費2,000円ゴールド・ヤングゴールドカード徹底比較>>
■銀行系プロパーカード
三井住友カード、DCカード、UFJカード、さくらカード、JCBカード、シティカード、UCカード、MUFGカードなど銀行系カード会社のプロパーカードは、特定分野でのおトクさをアピールする提携カードにおトクさでは劣るものの、どこにでも出せる無難なカードデザインには銀行系ならではの安心感と信頼性があります。また、将来ゴールドカードへランクアップする場合、蓄積したポイントは通常そのまま持ち越せるためというメリットもあり、長く付き合っていける券種であるといえます。
銀行系プロパーカードは、一般カードの場合1,312円〜1,575円の年会費がかかりますが、三井住友カードに限っては、「マイ・ペイすリボ」登録することで、三井住友VISAクラシックカードAおよび三井住友VISAアミティエカードの年会費が無料になります。国内でVISAを最初に発行したブランド名と落ち着きのあるカードデザインも相まって、三井住友カードは、銀行系カードとして非常に高い人気を誇っています。
■キャラクターカード
ステータスというより、パーソナリティの多彩なニーズに応える各種各様のクレジットカードもあります。例えば、熱狂的なファンの方なら、コレクションとしても作っておきたくなるUFJスヌーピーカードやタイガースはじめ各球団デザインの揃ったセリーグ公式カード
■カードデザインの選べるカード
7色のカラーが選べるJCBタイプセレクトカードや、女性向けのオシャレなデザインが選べるJCBリンダカード、縦型デザインのUPty iD TUNEや鏡面加工で強烈な光を放つUPty iMirrorなど斬新なカードデザインのOricoCard UPty iDシリーズなど。
2.T&Eサービスが必要かどうか
海外旅行での利用目的が長い間、クレジットカード入会動機の第一位であったこともあり、海外旅行向けトカードは、クレジットカードの主要なジャンルの一つを成しています。海外旅行向け特典といえば、まず海外旅行保険の有無に目が行きやすいですが、ヤングゴールドクラス以上のカードになると空港ラウンジサービスなどが付帯されます。また、エンターテイメントにお金をかける方には、ゴールドカードが設置しているゴールドデスクは、チケット予約などで利便性を提供してくれます。旅行・エンターテイメントにお金をかける機会が多い方なら、ゴールドカードが提供するT&Eサービスは、数%のポイント還元以上に価値がある特典であるといえます。たとえば、1回の利用につき通常1,000円〜1,500円かかる空港ラウンジサービスを、UFJプレミオやNICOSプレミオは、カード年会費3,150円のみで回数制限なく提供してくれます。つまり、空港ラウンジ利用機会が年2回を超える方なら、それだけで年会費3,150円の元がとれる計算になります。
T&Eサービスで突出しているのは、アメリカン・エキスプレスです。一般カード(アメリカン・エキスプレス・カード)でも年会費12,600円がかかりますが、無料利用対象となっている全ての空港ラウンジは一名様まで同行者料金無料、海外旅行からの帰国時にスーツケース1個まで自宅配送してくれる「手荷物無料宅配サービス」、「無料ポーターサービス」などを旅行をとことん便利に快適にする上質のサービスを提供しています。アメリカン・エキスプレス徹底検証>>
■海外旅行向け特典付きのリーズナブルなメインカード
そこまで上質なT&Eサービスは求めないけれど、海外旅行機会が多いので、海外旅行保険や海外利用ポイントで得するメインカードというニーズに応えるのは次のカードでしょう。
《セゾン》アメリカン・エキスプレス・カード(年会費3,150円):世界でのアメックス優待特典+ゴールドクラスの海外・国内旅行保険+海外利用ポイント2倍、西友・リヴィンで毎月2日間買物5%OFF。参加店舗数・ポイント加算率とも最強のネットモール「永久不滅ドットコム」。
3.ポイント還元率からのメインカード選び
クレジットカードの特典の有効利用という観点で重要なのは、カードの基本特典であるポイントプログラムです。クレジットカードはショッピング利用で通常、利用金額の0.5%相当のポイントがつきます。
このポイントには、通常1〜2年程度の有効期間が設定されている上、(通常の記念品より利益還元率の高い)ギフトカードへの交換は最低5,000円分となっているケースがほとんどです。
期限切れやポイント不十分で、せっかく貯まったポイントを無駄にしないためには、ポイントを貯めるためのメインカードを一つ決めておく必要があります。
たとえば、電気・ガス・電話料金、NHK受信料などの公共料金をカード払いに指定しておけば、それだけで毎月数万円になります。その他に買物で数万円使い、月平均5万円のカード利用をする場合、年間利用総額は60万円となります。
この場合、ポイント還元は、最低でも3,000円(還元率0.5%)、提携店舗利用や年間利用額が一定額を超えた場合にもらえるボーナスポイントを考慮すれば、通常0.6〜0.7%の還元率を期待できます。
※カード各社のポイントプログラムや割引特典の詳細は、カード各社の基本サービス一覧>>
ところで、ポイント還元率0.6〜0.7%程度のクレジットカードは、おトク度という観点ではオススメではありません。ポイント還元を最大の目的とされる方は、次の二点から、メインカード選びを進めてみましょう。
1)メインユースにおすすめなジャンル別カード
自分のライフスタイルにぴったりフィットするポイントプログラムをもつクレジットカードであれば、そのポイント還元率を1.5%〜最高6%超にまでもっていくことも可能であり、メインカードとして使えばポイント還元で年間数万円以上トクすることもできます。そのポイント還元額を考慮すると、年会費無料か数千円かという違いは決して重要であるとはいえません。以下、ジャンル別にメインカード向きのおトクなカードをピックアップしました。■携帯・PHS電話料金で得するカード
K-POWERカード(年会費1,575円):自由払い型サービス「楽Pay」に登録し、月間カード利用1.5万円、携帯電話料金月額1万円の場合、年間12,000円おトク(還元率6.67%!)
■プロバイダー料金で得するカード
DCカードジザイル(年会費無料):いつでもポイント2倍の自由払い型カード。プロバイダー料金(対象50社)キャッシュバックコースを選択すると、還元率は最大5.33%!通信料金で得するカード>>
■ガソリン代で得するカード
JCBドライバーズプラス(年会費1,312円):月間カード利用5万円、ガソリン・高速料金月額2万円の場合、年間12,000円おトク(還元率2.0%)。
出光カード(年会費1,312円):月間カード利用5万円、出光SSでの月間ガソリン200L給油の場合、年間18,000円おトク(還元率3.0%)
NTTグループカード(年会費無料):出光SSでガソリン代が2円〜最高40円/L値引き。OCN料金やNTTドコモ料金キャッシュバックもおトク。
■鉄道系カード
電車通勤する方には、電車代もポイント加算の対象となる鉄道系カードがおトクです。とくに、PASMOやSuica一体型カードは、便利とおトクを兼ね備えています。
TOP& ClubQ JMBカードPASMO(年会費1,050円):無料でPASMOが持てる便利でおトクなPASMO一体型カード。PASMOオートチャージ利用分もポイント加算対象になるうえ、東急沿線でのおトクが満載です。
JALカードSuica(年会費2,100円):モバイルSuica年会費が無料になるSuica一体型カード。Suicaオートチャージ利用分もポイント加算の対象となる、Suicaを利用をするJALマイラーにイチオシです。
ビックカメラSuicaカード(実質無料):いつでもカード利用額の1%をビックポイントで還元。ビックカメラではクレジット払いでも現金払いと同率のビックポイントがもらえるSuica機能付きビューカード。
Suica・PASMOが使える鉄道系カード一覧はこちら>>
■航空マイレージ提携カード
カード利用1,000円につき1マイル以上がたまります。たとえば、ANAカードやJALカードの場合、貯まったマイルをANAやJALギフト券へ交換した場合の還元率は1.5%、無料特典航空券への交換なら還元率2.5%以上!となります。航空マイレージ提携カード一覧はこちら>>
2)一般的にポイント還元率が高いカード
上記いずれのジャンル別カードも自分のライフスタイルには当てはまらないという場合、ポイント還元率の観点からメインカードを選ぶ場合の基準としてあげておきたいのは、2.カード利用に応じてポイント付与率がアップするポイントアップ制度の有無
の二点です。この二点を満たすカードであれば、メインカードとしておトク度に大変優れたカードであるといえます。
■ライフスタイルを問わずポイント高還元なカード
オリコカードUPty iDシリーズ(年会費無料):年間カード利用に応じて通常ポイントが最高2.5倍までアップ!翌年度以降も還元率1.15〜1.53%(※当サイト試算)。ネットショッピングでもポイント2倍〜5倍。準ゴールドクラスの海外旅行保険付き。
ポーラスターカード<プラス>(年会費3,150円):お買物はいつでも1%OFF+ポイント0.7%還元で、トータルの還元率は何と1.7%!
■女性向けメインカード
女性の方には、以下のカードがメインカードとしておすすめです。女性向けクレジットカード選びのヒントもご確認ください。
OricoCard UPty iD Sweet(年会費無料):年間カード利用に応じて通常ポイントが最高2.5倍までアップ!翌年度以降も還元率1.15〜1.53%(※当サイト試算)。ネットショッピングでもポイント3倍〜5倍。優待割引特典が際立って多彩。準ゴールドクラスの海外旅行保険も魅力。
JCBリンダカード(年会費無料):【女性限定】年間利用累計50万円超で、翌月から当該年内ポイント2倍、100万円超で翌月からポイント3倍。女性向け特典も満載のオシャレ度No.1カード。手ごろな掛金で女性特定がん、引ったくり保険、ストーカー保険などに加入することもできます。
●利用可能枠について
クレジットカードの利用可能枠は、入会時は20〜30万円に設定される場合が大半です。その後、カード利用実績に応じて、カード利用可能枠は50万〜80万円、あるいはそれ以上にアップしていきます。カード各社の公式ページには、それぞれのカードの利用可能枠が表記されていますが、その可能枠というのは、たいていの場合、カード入会時の目安に過ぎません。たとえば、三井住友カードの公式サイトでは、三井住友クラシックカードAの利用可能枠は最高80万円と表記されていますが、実際には利用実績に応じて、100万円を超えたりもします。特典活用のためのサブカード
●流通系カードを活用する
クレジットカードの優待割引などの特典は、ポイント還元よりもはるかに利幅が大きいため、クレジットカードでおトクを追求しようという場合、カードの優待特典をいかに使いこなすかが、じつはメインカード選び以上に重要です。その代表的なものが、系列店舗の優待割引で得する流通系カードですが、流通系カードは、通常利用でのポイント高還元や、年間カード利用に応じてのボーナスアップ制度には熱心でありません。したがって、メインカード向けではありません。ところが、流通系カードの優待特典は、系列店への客寄せ的な意味合いから、一般的にカード年会費は無料となっていますので、優待特典活用向けサブカードとして威力を発揮します。詳細は買物で得する流通系カード>>●海外旅行向け特典を活用する
高額な海外旅行保険の掛け金を考えると、一部のクレジットカードが提供する海外旅行保険は、じつに価値が大きい特典です。ところが、ポイント還元の高いメインカード向けクレジットカードには、海外旅行保険がついていなかったり、補償額が低いということが往々にしてあります。そこで、威力を発揮するのが、海外旅行保険付き年会費無料カードです。クレジットカード付帯の海外旅行保険は、死亡・後遺障害費用の保険金を除いては複数のカード付帯海外旅行保険を合算できる場合もあります。詳細は、海外旅行保険付き年会費無料カードの徹底比較>>オリコカードUPty iD(年会費無料):最高2,000万円補償の海外旅行保険が自動付帯(合算OK!)。最高2.5倍までアップする業界最高レベルのポイント制度で、メインカードとしても使えます。
バケーションカード(年会費実質無料):最高2,000万円補償の海外旅行保険が自動付帯(合算OK!)。国内外でのカード購入品を年間150万円まで補償するショッピング保険も魅力。
JCB Viaggio(年会費1,575円※さくらカード発行JCB Viaggioは初年度無料):最高3,000万円補償(ゴールドクラス!)の海外・国内旅行保険が利用付帯。海外利用ポイント5倍。年間カード利用126,000円(税込)以上、もしくはケータイ・電気・ガス・衛星TV料金などを決済カードに指定すると翌年度以降も年会費無料。ハワイではおトクな利用キャンペーンを実施!
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